
このページについて(30秒で)
本業+副業で毎日AIを使う私が、「〜の場面なら、どの無料AIがいい?」を、実際に同じものを投げて正直に比べてきました。ここはその6回分をまとめたページです。
先に結論を言ってしまうと、「一番いいAI」は決まりませんでした。場面によって、得意なAIが入れ替わるからです。だからこのページでは、自分の場面から探せる形にしています。
【前提・注意】※先に読んでください
・すべて無料版のデフォルト設定で試した結果です。有料プランや上位モデル、聞き方の工夫で結果は変わります。
・AIの答えは毎回ゆらぎます。あくまで”一例”として読んでください。
・私はいくつかのAIに課金しているため、無料版の検証はすべて、課金していない別アカウントに切り替えて行っています。
・検証した時期は2026年7月〜8月です。AIは進化が速いので、今はもう違うかもしれません。
場面別・どのAIを選ぶ?
まずはここだけ見ていただければ大丈夫です。
- メールの下書き … どれでもOK。4つとも、そのまま送れるレベルでした
- 会議メモの要約 … どれでもOK。迷ったらChatGPT
- 調べもの・検索 … ChatGPT。正確で、公式を見に行き、聞いたことに絞ってくれる
- おすすめを聞く … ChatGPT。選択肢の幅があり、最後に決めきってくれる
- 悩み相談 … ChatGPT。ただし「ただ聞いてほしいだけ」ならClaude
- パワポを作る … Claude。ダウンロードしても崩れずに持ち帰れる
※筆者はChatGPTを優遇しているわけではありません。すべて平等に判定しています。

全部ChatGPTじゃん!って思うよね。
でも中身は尾を見るとそう単純でもないんだよ🦝
6回分のダイジェスト
気になった回があれば、そこから読んでみてください。
第1回:メールの下書き
打ち合わせの日程変更をお願いするメールを、4つのAIに書かせました。結果は、4つとも「そのまま送れる」レベル、大きな差はありませんでした。性格の違いはありました。
- Gemini:頼んでいなかった候補日時を複数用意
- Claude:一番自然な日本語
- Copilot:端的で最短
- ChatGPT:宛名の「田中様」が抜けていた
→ 第1回を読む:ビジネスメールの下書き、どのAIが一番自然?
第2回:会議メモの要約
数字、担当者、期限が混ざった会議メモを、4つのAIに要約させました。こちらも4つとも正確で、合格点でした。
- Gemini:期限が近い順位並び替えて要約
- Claude:端的で最短
- Copilot:唯一「別の形式にも整形できます」と提案
- ChatGPT:表と太字で整理
第3回:調べもの・検索
ここから差が出ます。「日本一高いビルは何?」「最新のiPhoneは何?」「Netflixの月額はいくら?」という答えが確かめられる質問を、Perplexityを加えた5つに投げました。
分かったのは3つ。答えが1つに決まる事実は、どれも頼れる。でも最新の情報は取りこぼすことがある(最新のiPhone を2つのAIが見落としました)。そして情報源が公式かどうかに、大きな差がある。
→ 第3回を読む:調べもの・検索、どのAIが正確で分かりやすい?
第4回:おすすめを聞く
「予算1万円でワイヤレスイヤホンのおすすめ」を5つに聞きました。おもしろいことに、5つのAIがおススメするモデルがありました(EarFun Air Pro 4 )
この回で見つけたコツが、シリーズの中でも役立っています。AIに「もしあなたがおすすめ評論家なら、どんな点に気をつけますか?」と先に聞くだけで、答えの質が変わります。
第5回:悩み相談
主婦・新卒・大学生の恋愛という、性格の違う3つの仮想相談を投げました。この回は、AIによる採点、2回目は私自身の実感による採点と2回行いました。
そうしたら結果が食い違いました。AIは「相談員の教科書」として採点しました。一方で、人による採点では、教科書では減点される「わかってくれてる感」を重要視することがわかりました。
第6回:パワポを1枚作らせる
同じ企画メモを渡して、1枚のスライドを作らせました。無料の汎用AI4つは、全部パワーポイントのファイルを出せました。壁があったのは、むしろスライド専用ツールの方でした。
そして最大の発見が、画面ではきれいなのに、ダウンロードして開くと崩れる場合があること。しかも崩れ方には2種類あり、1〜2分で直るものと、作り直しに近いものに分かれました。
6回やって、見えてきた3つのこと
ここからは、1回ずつ読んでいても気づきにくいことを書きます。
① 順位は、場面ごとに入れ替わります
一番はっきりしたのは第5回(悩み相談)でした。Claudeは相談①と③で1位なのに、相談②では最下位だったのです。相談の中身が「聞いてほしい」から「教えてほしい」に変わっただけで、順位がひっくり返りました。
だから「どのAIが一番賢いか」という聞き方は、あまり意味がないのかもしれません。無料でAIを使いこなすなら「この場面ではどれか」の方が、役に立つかも。
② 「数字」と「出どころ」の問題が、3回も出てきました
これは自分でも驚きました。全然違うテーマなのに、同じ問題が繰り返し出てきたのです。
- 第3回(調べもの・検索) … 答えは正しいのに、情報源がブログだったAIがありました。公式に当たっていなければ、たまたま正しかっただけかもしれません。
- 第4回(おすすめを聞く) … 同じ商品なのに、AIによって価格の表示がバラバラでした。
- 第6回(パワポを作る) … スライドに、私が渡していない数字が入っていました。ある例では計算は合っていましたが、別の例では元になる数字が見当たりませんでした。
つまり——
- AIが出した数字と出どころは、必ず自分で確かめる
これが、検証を通じて一番強く感じたことです。

全部合ってそうに見えるのが、いちばん怖いところなんだよね🦝
③ 役に立ったコツは、全部「1行足すだけ」でした
これも後から気づきました。各回の最後に「コツ」を書いてきたのですが、どれも1行足すだけだったのです。
- 第4回(おすすめを聞く) … おすすめの質を上げたいのであれば、事前に「もしあなたがおすすめ評論家なら、どんな点に気をつけますか?」と先に聞けばいい。
- 第5回(悩み相談) … 悩みを共感してほしいだけの時、誰しもありますよね。そんなときは「アドバイスはいりません。まず話を聞いてもらえますか」と先に伝える。
- 第6回(パワポを作る) … スライド用途を事前に伝えることは大切です。もし、発表に使うなら「会議室のスクリーンに投影します。文字は最低20ptに」と先に伝えましょう。

並べてみると、ここでやっていることは全部同じでした。AIに「どんな場面で使うのか」を先に教えているだけです。
AIは賢いのですが、あなたが何のために聞いているかは、AIは知りません。そこを1行で埋めてあげると、答えが変わります。覚えることは、これだけで足りるかもしれません。
4つのAIの性格(6回ぶんのまとめ)
最後に、6回つき合って感じた性格を書いておきます。あくまで無料版での印象です。
- ChatGPT … 一番「外さない」。6回のうち3回で好例になりました。長めですが、その分親切です。
- Claude … 短く、崩れない。受け止め方は上手ですが、短さを物足りなく感じる人もいそうです。
- Gemini … 量が武器。具体的な案の数は一番多い。ただし共感はあっさりで、パワポは崩れました。
- Copilot … 簡潔で温かい。ただし、会話が続きにくい傾向がありました。
これから
このシリーズはまだ続きます。次は「複雑なデータを正確に書き写すなら?」を予定しています。レシートや栄養成分表のような、1文字も間違えられない作業を投げてみるつもりです。
新しい回を公開したら、このページにも追加していきます。ブックマークしておいていただけると嬉しいです。
大事な注意
・ここに書いたのは、無料版デフォルトで試した一例です。答えは毎回ゆらぎます
・AIが出した数字や情報は、必ず自分でも確かめてください。特にお金・健康・仕事に関わることは、公式や専門家に確認を
・つらい悩みや体の不調が続くときは、AIではなく専門家や相談窓口へ

AIは便利な道具。でも、最後に決めるのは自分だよ🦝


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