無料の生成AIを比較|場面別の早見表と、8回くらべて分かったこと【ChatGPT/Gemini/Claude/Copilot】

AI比較してみた

無料AIを8つの観点から比較してみた結果の図。場面によって特異なAIは変わる

このページについて(30秒で)

本業+副業で毎日AIを使う私が、「〜の場面なら、どの無料AIがいい?」を、実際に同じものを投げて正直に比べてきました。ここはその8回分をまとめたページです。

先に結論を言ってしまうと、「一番いいAI」は決まりませんでした。場面によって、得意なAIが入れ替わるからです。だからこのページでは、自分の場面から探せる形にしています。

【前提・注意】※先に読んでください

・すべて無料版のデフォルト設定で試した結果です。有料プランや上位モデル、聞き方の工夫で結果は変わります。
・AIの答えは毎回ゆらぎます。あくまで”一例”として読んでください。
・私はいくつかのAIに課金しているため、無料版の検証はすべて、課金していない別アカウントに切り替えて行っています。
・検証した時期は2026年7月〜8月です。AIは進化が速いので、今はもう違うかもしれません。

場面別・どのAIを選ぶ?

まずはここだけ見ていただければ大丈夫です。

  • メールの下書き … どれでもOK。4つとも、そのまま送れるレベルでした
  • 会議メモの要約 … どれでもOK。迷ったらChatGPT
  • 調べもの・検索 … ChatGPT。正確で、公式を見に行き、聞いたことに絞ってくれる
  • おすすめを聞く … ChatGPT。選択肢の幅があり、最後に決めきってくれる
  • 悩み相談 … ChatGPT。ただし「ただ聞いてほしいだけ」ならClaude
  • パワポを作る … Claude。ダウンロードしても崩れずに持ち帰れる
  • 数字を書き写す … ChatGPTかGemini。328マスで間違いゼロでした
  • BGMを作る … どれでもOK。差はAIより書き方に出ました

※筆者はChatGPTを優遇しているわけではありません。すべて平等に判定しています。

ぽんた
ぽんた

全部ChatGPTじゃん!って思うよね。

でも中身は尾を見るとそう単純でもないんだよ🦝

8回分のダイジェスト

気になった回があれば、そこから読んでみてください。

第1回:メールの下書き

打ち合わせの日程変更をお願いするメールを、4つのAIに書かせました。結果は、4つとも「そのまま送れる」レベル、大きな差はありませんでした。性格の違いはありました。

  • Gemini:頼んでいなかった候補日時を複数用意
  • Claude:一番自然な日本語
  • Copilot:端的で最短
  • ChatGPT:宛名の「田中様」が抜けていた

→ 第1回を読む:ビジネスメールをAIに書かせたら、どれが自然?

第2回:会議メモの要約

数字、担当者、期限が混ざった会議メモを、4つのAIに要約させました。こちらも4つとも正確で、合格点でした。

  • Gemini:期限が近い順位並び替えて要約
  • Claude:端的で最短
  • Copilot:唯一「別の形式にも整形できます」と提案
  • ChatGPT:表と太字で整理

→ 第2回を読む:議事録・会議メモの要約はどのAI?

第3回:調べもの・検索

ここから差が出ます。「日本一高いビルは何?」「最新のiPhoneは何?」「Netflixの月額はいくら?」という答えが確かめられる質問を、Perplexityを加えた5つに投げました。

分かったのは3つ。答えが1つに決まる事実は、どれも頼れる。でも最新の情報は取りこぼすことがある(最新のiPhone を2つのAIが見落としました)。そして情報源が公式かどうかに、大きな差がある。

→ 第3回を読む:AI検索エンジンのおすすめは?調べものの正確さ

第4回:おすすめを聞く

「予算1万円でワイヤレスイヤホンのおすすめ」を5つに聞きました。おもしろいことに、5つのAIがおススメするモデルがありました(EarFun Air Pro 4 )

この回で見つけたコツが、シリーズの中でも役立っています。AIに「もしあなたがおすすめ評論家なら、どんな点に気をつけますか?」と先に聞くだけで、答えの質が変わります。

→ 第4回を読む:AIに「おすすめ」を聞くならどれ?ワイヤレスイヤホンで検証

第5回:悩み相談

主婦・新卒・大学生の恋愛という、性格の違う3つの仮想相談を投げました。この回は、AIによる採点、2回目は私自身の実感による採点と2回行いました。

そうしたら結果が食い違いました。AIは「相談員の教科書」として採点しました。一方で、人による採点では、教科書では減点される「わかってくれてる感」を重要視することがわかりました。

→ 第5回を読む:AIの相談相手におすすめは?

第6回:パワポを1枚作らせる

同じ企画メモを渡して、1枚のスライドを作らせました。無料の汎用AI4つは、全部パワーポイントのファイルを出せました。壁があったのは、むしろスライド専用ツールの方でした。

そして最大の発見が、画面ではきれいなのに、ダウンロードして開くと崩れる場合があること。しかも崩れ方には2種類あり、1〜2分で直るものと、作り直しに近いものに分かれました。

→ 第6回を読む:パワポをAIに丸投げしたら?

第7回:数字を正確に書き写す

決算短信と、総務省統計局の消費者物価指数を渡して、そのまま書き写させました。最後は41行×8列=328マスです。

ChatGPTとGeminiは全問正解。Claudeが1か所、Copilotが空欄の埋め方と項目名でつまずきました。

そして3つの間違いには共通点がありました。全部、すぐそばにある「そっくりさん」との入れ替わりだったのです。桁違いも、無関係な数字もありません。だから見ても気づけません。

→ 第7回を読む:ChatGPTに表を読み込ませたら数字は正確?

第8回:BGMを作る

AI作曲サービスSunoの「style欄」に入れる文章を、4つのAIに書かせました。4つのテーマで16曲です。

16曲とも、注文どおりの曲になりました。ただ、書いたとおりの音にならないことがありました。「男性の声で」と書いたのに女性が歌ったり、テンポの数字を書かなかったAIが2回とも狙いから外れたり。

差が出たのは、AIの側ではなく書き方の側でした。

→ 第8回を読む:Sunoのプロンプトは自分で考えなくていい?

8回やって、見えてきた3つのこと

ここからは、1回ずつ読んでいても気づきにくいことを書きます。

① 順位は、場面ごとに入れ替わります

一番はっきりしたのは第5回(悩み相談)でした。Claudeは相談①と③で1位なのに、相談②では最下位だったのです。相談の中身が「聞いてほしい」から「教えてほしい」に変わっただけで、順位がひっくり返りました。

だから「どのAIが一番賢いか」という聞き方は、あまり意味がないのかもしれません。無料でAIを使いこなすなら「この場面ではどれか」の方が、役に立つかも。

② 「数字」と「出どころ」の問題が、4回も出てきました

これは自分でも驚きました。全然違うテーマなのに、同じ問題が繰り返し出てきたのです。

  • 第3回(調べもの・検索) … 答えは正しいのに、情報源がブログだったAIがありました。公式に当たっていなければ、たまたま正しかっただけかもしれません。
  • 第4回(おすすめを聞く) … 同じ商品なのに、AIによって価格の表示がバラバラでした。
  • 第6回(パワポを作る) … スライドに、私が渡していない数字が入っていました。ある例では計算は合っていましたが、別の例では元になる数字が見当たりませんでした。
  • 第7回(数字を書き写す) … 3つの間違いが全部、すぐそばにある似た数字との入れ替わりでした。桁が違えば気づけますが、これは見ても気づけません。

つまり——

  • AIが出した数字と出どころは、必ず自分で確かめる

これが、検証を通じて一番強く感じたことです。

ぽんた
ぽんた

全部合ってそうに見えるのが、いちばん怖いところなんだよね🦝

③ 役に立ったコツは、全部「1行足すだけ」でした

これも後から気づきました。各回の最後に「コツ」を書いてきたのですが、どれも1行足すだけだったのです。

  • 第4回(おすすめを聞く) … おすすめの質を上げたいのであれば、事前に「もしあなたがおすすめ評論家なら、どんな点に気をつけますか?」と先に聞けばいい。
  • 第5回(悩み相談) … “悩みを共感してほしいだけ”の時、誰しもありますよね。そんなときは「アドバイスはいりません。まず話を聞いてもらえますか」と先に伝える。※アドバイスが欲しい時は、付け足す必要はありません。
  • 第6回(パワポを作る) … スライド用途を事前に伝えることは大切です。もし、発表に使うなら「会議室のスクリーンに投影します。文字は最低20ptに」と先に伝えましょう。
  • 第7回(数字を書き写す) … 表を丸ごと渡すのではなく「必要な行だけ抜き出してください」とひと言足す。

コツは1行足すだけ。8回検証して分かったこと。

並べてみると、ここでやっていることは全部同じでした。AIに「どんな場面で使うのか」を先に教えているだけです。

AIは賢いのですが、あなたが何のために聞いているかは、AIは知りません。そこを1行で埋めてあげると、答えが変わります。覚えることは、これだけで足りるかもしれません。

ただ、8回目で例外が出ました。Sunoで曲を作る回だけは、コツが6つになりました。道具そのものにクセがあるときは、1行では足りないのかもしれません。

4つのAIの性格(8回ぶんのまとめ)

最後に、8回つき合って感じた性格を書いておきます。あくまで無料版での印象です。

  • ChatGPT … 一番「外さない」。シリーズを通して、いちばん多く好例になりました。長めですが、その分親切です。
  • Claude … 短く、崩れない。受け止め方は上手ですが、短さを物足りなく感じる人もいそうです。
  • Gemini … 量が武器。具体的な案の数は一番多い。ただし共感はあっさりで、パワポは崩れました。
  • Copilot … 簡潔で温かい。ただし、会話が続きにくい傾向がありました。

これから

このシリーズはまだ続きます。次は「AIに翻訳させるなら?」か「Claude Codeで使える便利なコマンド」あたりを考えています。

新しい回を公開したら、このページにも追加していきます。ブックマークしておいていただけると嬉しいです。

大事な注意

・ここに書いたのは、無料版デフォルトで試した一例です。答えは毎回ゆらぎます
・AIが出した数字や情報は、必ず自分でも確かめてください。特にお金・健康・仕事に関わることは、公式や専門家に確認を
・つらい悩みや体の不調が続くときは、AIではなく専門家や相談窓口へ

ぽんた
ぽんた

AIは便利な道具。でも、最後に決めるのは自分だよ🦝

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8回やってみて、いちばん効いたのは頼み方でした。その頼み方だけを1本にまとめた記事があります。

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